単なる消費者。(33歳インハウスデザイナーだった頃に考えていたこと)
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私、漫画描いたりや小説書いたり、デザインしたり「表現したい」人だったんですが、30代前半あたりで、ふと「あ、自分って消費者目線でしか人様の作品見てないわ。。」と気づいて愕然とした。
ふっ、とその自覚は訪れた。
美術館とか見てても、絵そのものよりタイトルやキャプションや作者エピソード(ゴッホは自分の耳を切った等)の方にすぐ意識が行ってるわ。
あっ、私いま絵を見る根性投げ捨てて、すぐタイトルとか説明とか見てたよな。
絵ぜんぜん見てないじゃん。
絵よりも字(ありものの説明)を求めてる、安易なやつだなあ。
そんな気付きもその頃だった。
創作意欲の薄さ、アウトプット欲の薄さに気づいた。
33歳の頃。
グラフィックデザイナー・・とも言われたくもなかった。
「なんか、こう何でもないものになりたいな・・・」と思っていた。
本当に全てから解き放たれる根性なんてないけど。今なら分かる。
なんかそう思っちゃうんだもん。
ただ、その時はそう思っていた。思うだけ。